ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

今を生きる

【今を生きる】大人になると、とにかく様々な場面で「計画性」を求められます。そして、将来像を持っていることがすごくいいことのように思われる傾向にあるような気がします。でも、本当にそうなのでしょうか。子供たちといると、子供は「今を生きているん…

社会的学習理論の新展開

【社会的学習理論の新展開】 モデリングの章で、次のような記述がありました。 ==================== 創造的学習を導くモデリングの役割として、 ①学習達成のために必要で基本的な「道具」または「手だて」を提供する。 ②いろいろなやり…

社会的学習理論の新展開

【社会的学習理論の新展開】 自己効力感を育むと、自分自身の判断や決意。や努力が原因となってうまくいったと考えるようになってきます。そう、だから、自己決定は大事。 そして、自己効力感を認知していくと、自己調整ができるようになってきます。なので…

社会的学習理論の新展開

【社会的学習理論の新展開】 セルフ・レギュレーションの重要性について、読みました。 ドンドン読んでしまい、半分くらい読んでしまいました。 自己調整(セルフ・レギュレーション)の力ってとても大切で、教育の根幹にあるといってもいいんじゃないかと思…

社会的学習理論の新展開

【社会的学習理論の新展開】 ついに、ついに、バンデューラ、買いました。 社会的学習理論の中身を見てみると 〇モデリング理論 〇セルフ・コントロール 〇自己効力感 〇相互決定主義 等々、今の教育にとって必要なものが、散りばめられていると感じます。 …

セルフエフィカシーの臨床心理学(自己効力感)

【自己効力感】 いろいろと読んだ、今回はまとめです。 行動主義心理学では、行動を機能的に観る際に、先行事象と結果事象に着目しながら解釈していくことがあります。 バンデューラはそこへ、認知も加えました。つまり、人間の行動を決定する要因には、「先…

セルフエフィカシーの臨床心理学(帰属フィードバック)

【帰属フィードバック】 セルフエフィカシーが低い子に対して高めていく場合のフォードバックの仕方という研究もあります。 「能力があったからできた」というフィードバックと「努力をしたから」というフィードバック。 シャンクの1983年の研究では、引き算…

ローカス・オブ・コントロール

【ローカス・オブ・コントロール】 アメリカの心理学者ジュリアン・B・ロッタ―が1954年に提唱した概念です。 ロッタ―は、、社会的認知理論の前進のモデルである社会的学習理論を体系的に提唱しうたことでも知られるかたのようです。 あれ?社会的学習理論っ…

Q-Uとマズローの欲求5段階説

【Q-Uとマズローの欲求5段階説】 学級経営のアセスメントの一つに、Q-Uがあります。 いろいろと調べていくと、Q-Uの理論的背景には、マズローの欲求5段階説をベースにしているんだとか。 いろいろなところで繋がっていきます。面白いですね。 drive.google…

心理的安全性と安全基地

【心理的安全性と安心基地】 どちらも意味は近いところがありますが、厳密に言うとちょっと違うところがあります。 英語表記を見ると、 ・心理的安全性:psychological safety ・安全基地:secure base safetyとsecureの違いがあります。 safe→危険な状態で…

愛着障害について学ぶ会 輪読会

【secure(セキュア)かsafe(セイフ)か】 愛着障害について学ぶ会の輪読会でした。 ボウルビィが「安心感の輪」等の「安心」を、「safe」ではなく「secure」を選択しました。 それには理由があります。 safeは、客観的な条件を表現するときに適切で、secureは…

自己効力感と副教科(教育の効果)

【自己効力感と副教科】 「教育の効果」を読んでいました。 その中で、教育にはいろいろな「〇〇感」はありますが、中でも「自己効力感」の高さが学習に与える影響は大きいようです。 体育や図工、音楽といった、いわゆる「副教科」と呼ばれるものは、「自分…

どのような教育が効果的か

【どのような教育が効果的か】 ハッティのなかなか面白い書籍です。 様々な論文を分析して、「どれがどの程度効果があるのか」を研究したものです。 宿題は?教師と子供の関係は?1クラス辺りの子供の人数を少なくすると? それらを、数値でまとめたもので…

学級経営における学級通信の役割

【学級経営における学級通信の役割】 一つ、面白い論文を見つけました。 「学級通信って、日々の学級経営にどう関係があるの?」 ということです。 学級通信って、なんだか「自己満足」「本質には関係がない」「余分なもの」というイメージがあるかもしれま…

基本的欲求の満足のための前提条件(マズローの心理学)

【基本的欲求の満足のための前提条件(マズローの心理学)】 それは、「話す自由、他に害を及ぼさない限りやりたいことができる自由、探究の自由 、自分自身を守る自由、あるいは判断・正直・公正・秩序を守る自由」などがあります。 そう、こう考えると、基…

マズローの心理学(人間性心理学)

【マズローの心理学(人間性心理学)】 届いたので、早速読んでいます。 よくマズローの欲求5段階説を目にすると思います。 じゃあそれを、彼はどうして作ろうと思ったのか等、その前後を知りたいなと思い、そこはネットや論文等では出てこなさそうなので、…

第3の心理学「人間性心理学」

【第3の心理学「人間性心理学」】 1960年代に生まれた心理学です。当時は、スキナーらの行動主義心理学と、フロイトをはじめとする精神分析が主流でしたが、それらに対応する形で現れたため、第3の心理学と呼ばれました。 代表的な心理学者として、マ…

自尊感情と自己肯定感

【自尊感情と自己肯定感】 どちらも「self-esteem」の訳語なので、どちらも元は同じ意味をさします。 ただし、自尊感情というと、どちらかというと、”自尊心”というようなプライドの意味も入ってきてしまいます。 なので、self-esteemという意味で使いたい場…

自尊感情

【自尊感情について】 自尊感情を提唱したのは、ブラウンとマーシャル。 二人は、自尊感情を ①全体的自尊感情 ②自己価値感情 ③自己評価 の3つに分類しました。心理学で自尊感情といった場合、①の全体的自尊感情が最も想定されています。 自尊感情を測定する…

自閉症スペクトラム障害における反復的行動の研究動向と課題

【自閉症スペクトラム障害における反復的行動の研究動向と課題】 drive.google.com 最近、論文を調べて読むのがなかなか面白いなあと思う日々です。 こんな研究も。 ここでもABAが出てきますね。 代替行動を身に付けていくことの重要性を感じます。 発達過程…