【社会的学習理論の新展開】
自己効力感を育むと、自分自身の判断や決意。や努力が原因となってうまくいったと考えるようになってきます。そう、だから、自己決定は大事。
そして、自己効力感を認知していくと、自己調整ができるようになってきます。なので、「いきなり自己調整」を目指すのはではなく、まずは自己効力感に目を向けることが大切になってくるかと思います。
そのためには、「身近な目標を設定する」ことが大事。現在の喜びが小さいほど、人間は未来に大きな期待を持つようになり、現在努力することをないがしろにしてしまい、ひたすら幸運が訪れることを待ち望むようになります。なので、まずはできるだけごく身近な小さな目標を具体的に設定することによって、「できるのだ」という自己イメージの発展を効果的に育むことができると考えられています。やっぱり「自分で設定して目標を達成したときの満足感」って大事ですね。学級活動Ⅱって、そういった意味で、重要!って思いました。
また、①自己効力感の働き(効力期待)、と②自分の行為が周囲の人々にもたらす結果(結果期待)が育っていくと、自信に満ちた能動的な行為を育み増大させていきます。
民主主義で「自分が周りの環境を動かしていっている感覚」を持てることが大事なのとリンクするなあと思いました。学級活動Ⅰの重要性が、ここで繋がった気がします。
最後に、「人生における偶然」について。人生には「偶然」がつきもので、そういった偶然が自身の人生を大きく左右することもよくあります。残念ながら、心理学ではそこまでの予期はできないです。しかし、一つ言えることがあって。それは、「自己調整力と技能が発達してくると、計画的・偶発的な機会がうまく利用できるようになる」ということです。これから出会う様々な偶然に向けて、それらの力を育んでいくことが大事ですね。そのためにも、根っことなる、まずは「自己効力感」から。
すごく、繋がってきました。面白いなあ。