【心理的安全性と安心基地】
どちらも意味は近いところがありますが、厳密に言うとちょっと違うところがあります。
英語表記を見ると、
・心理的安全性:psychological safety
・安全基地:secure base
safetyとsecureの違いがあります。
safe→危険な状態ではないこと
secure→守られている、隔離されている
secureの方が、より能動的に安全な状態を作り出しているイメージです。
ここまでを統合して、心理的安全性は、「ここなら自分を出して大丈夫」という感覚というのが近いでしょうか。
安全基地は、「何かあった時に逃げ込める場所」という表現が、より適切かと思います。
愛着(アタッチメント)行動の際の安全基地に”secure”という用語を使ったボウルビィはすごいですね。
英語をたどると細かなニュアンスが理解できるので、面白いです。
こういった用語のキチンとした理解が、適切な支援に結びついていくことと思います。たぶん。