【哲学の良さ】
それはまさに「探究そのもの」であることだと思います。
アプローチに傾倒してしまうと、「そのアプローチを知っているかどうか」「そのアプローチをやっているかどうか」「正しくできているか」という話になっていく傾向にあります。つまり、線引きがいつか始まってしまうことがあります。
やればやるほど、そうなる可能性は高くなります。もちろん全員ではないと思いますが。
哲学はそもそもその、「考える姿勢」そのものにあるので、そういった線引きがありません。
探究していく連続性そのものにあります。
その姿は、人としての成長と共にあると思います。
自分の当たり前を疑い、「価値観を見直すこと」をやり続けます。
つまり、実践に取り組む姿勢、そのものなんじゃないかと思います。
そのためには、先人の考えや歴史を知る必要があります。そのようにしてなぞると、教育史の中には、哲学者がかなり多いことに気づかされます。それらの考えが歴史を作り、今日までいたっているというのが、面白いです。
もらったバトンを、繋いでいきたいです。
哲学の良さって、そんなところにあるんじゃないかと思います。