実践発表を聞くと、「わあ、すごいなあ」と見える瞬間って、結構あるんじゃないかと思います。
絵カードを使って、いろいろと子供のための手立てをしているときとか、
子供へのオリジナル教材をたくさん自作しているときとか、
「熱心でいい支援者さんだなあ」と驚きます。それと同時に、
「自分はそこまでの時間をかけていない…💦」と少ししょんぼりしてしまうこと、あるかもしれません。
でも、最近「それって、ホントに子供のためになっているのか?」と伺うことも大事だと思いました。つまり、
絵カードを使ったら、イコール「よい支援」なわけではないと思います。
自作したらイコール「よい支援」なわけではないと思います。
そう、「やればやるほど、比例するように子供たちは成長する」…というわけではないと思います。
植物だってそうで、肥料もたくさん与えれば枯れてしまいます。
「その支援の中に子供が確かにいて」
「その支援には柱があって」
「その柱は、子供を程よく支える木の幹になっているか」
ということを見極めることが大事な気がします。
熱心であればあるほど、「子供たちのためによいことをしている」という思いにかられやすくなり、自分がやっていることに疑うことをしなくなる恐れがあると思います。
熱心なことは、もちろん大事。でも、「人の成長を支えるということは、簡単なことではない」ということは忘れず「人に説教垂れるほど、自分はできていない」と自覚することが大事な気が、最近しています。