ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

社会・情動発達とその支援(情動)

【社会・情動発達とその支援(情動)】

情動。嬉しいときにぴょんぴょん跳ねて笑ったり、悲しいときに涙を流して癇癪を起したり。こういった情動行動は、個人内的なもの(生理的反応という表現が近い?)であり、また人が群れとしてたがいに協働するような過程でも用いられ(集団参加)、また子供が養育を得ていくために使われる(アタッチメント)。

そういった情動行動の結果、泣いていたら飛んできてくれる養育者の存在が子供に安心を与え、関係性にアタッチメントという”質”が加わっていく。これが今後の発達を考えると、社会性の部分とも多いに関係していく。

一次的情動は、感覚的な感知で働き、高次の認知の介在しない情動である。扁桃体を通り、そこで下される判断に沿って、情動表出が引き起こされる。

二次的情動は、大脳皮質のはたらきにより、想像的な認知が、他の神経連絡網の機能と統合されることで、感情的なイメージが沸き起こる。これを二次的情動と呼んでいる。人の反応を想像して恥ずかしがったり、なにかを思い起こして腹を立てるなどは、この感情によるものである。

 

[考察]

アタッチメントの形成と絡めて考えると、この辺りはすごく関連があって、かついろいろとなことが整理される部分だなあと思いました。米澤先生の著書で度々登場してくる、「感情のラベリング支援」。最初読んだときは「そうなんだあ」くらいにしか思わなかったのですが、情動行動の発達を考えると、感情がうまく整理できいないこともあることがよくわかるなあと思います。だから感情のラベリング支援なんですね。

情動、社会性、アタッチメント。これらを繋ぐ部分を、引き続き学んで整理していきたいです。