【アタッチメントを応用した揚陸者と子どもの臨床】
細かい内容は徐々に読んでいくとして、一つに「安心の輪」という図があります。
アタッチメント関係の研究では有名なものの一つですが、その中の一つに
「アタッチメント対象は、子どもより大きく、強く、賢く、そして優しい存在でいよう」
という文言があります。ここだけ読むと、イメージできるようなできにくいような、いろいろな意見を持たれるかもしれません。
「時に厳しく時に優しく、なんでも知っている存在でいよう」という意味なのかと思いがちですが、読み進めるとそんな思いは一蹴されます。
「ここ全て(安心の輪全体)を子供は必要としているのだから、より大きくより強くあることと、優しくあることを、いかに両立するかを知っていることが、養育者に必要な賢さである」
とありました。なんだか考えさせられました…。
頭の良さとしての賢さじゃないですよね。
必要なのは、人としての賢さ。
人としての賢さというのは、人として強く優しく、そしてそれを両立することを知っているということ。
子供と接する中で、そうした人としての賢さを備えた人でありたいと思いました。
アタッチメントを学んでいるようで、なんだか支援の本質を学んでいるような気がします。。。