ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

フロイト

フロイト

著名な精神科医の一人です。

精神分析」で有名だと思いますが、それ以外にも彼の功績は数々です。

①発達段階を世界で初めて提唱した。

ピアジェエリクソンが有名ですが、世界で初めて提唱したのはこのフロイトです。今では否定されている部分も中にはありますが、子供の発達段階を整理するにあたって多大な功績を残しました。

精神分析

何より彼はこれが有名。特にその中でも「無意識」に着目したというところが大きいな点です。現在のPTSDの治療の元になっている部分でもあります。また、アタッチメント理論のボウルビィの内的作業モデルも、ここの着想が関係しています。ボウルビィも元は精神分析を学んでおり、そこから分化していったという経緯があります。また、ACTの「感情を抑圧すると消去バーストのようになるから抑圧しない」考え方なんかも、フロイト精神分析の考えを知ると、納得できる部分です。

他にも数知れず、彼の精神分析の特に無意識への着想は、多大なる貢献を与えました。

③世界で初めて親子関係に着目した

親子関係で言うとアタッチメント理論のボウルビィが有名ですが、世界で初めてここに着目したもの、他ならぬフロイトです。

神経症が、幼少期の両親との関係に根差した葛藤が影響しており、無意識の中に抑圧されたそれらが大人になって症状となって表に出てくる、と考えました。そのため、精神分析家たちの関心が、子供の発達に向けられることになりました。フロイトはその際に親子関係にも着目しましたが、この時は父子の関係に着目しました。その後後継者クラインが母子関係の重要性を指摘し、ボウルビィのアタッチメント理論へと続きます。

 

こうして心理学の歴史を紐解くことは、アタッチメント理論を理解する上で、理解が深まり、また理論の限界を知ることにも繋がることと思います。

「足るを知る」

最近大事にしている言葉の一つです。