ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

障害の診断

【障害の診断】

障害の診断には、どのような意味があるのでしょう。

 

小学校で、架空の例で考えてみます。

算数がめちゃ得意で、国語がめちゃ苦手な”宮川少年”がいます。

宮川少年は「国語障害」と診断され、支援がスタートします。

ただこれは「状態」であって、どんな支援が必要なのかに直接結びつくわけでありませんよね。

「何が適切な支援なのか?」は、一人ひとり違います。

苦手を探し当てることがゴールではないですよね。

 

「発達性トラウマ障害」という文言を、耳にすることがあります。成長の過程で抱えたトラウマが、発達に影響を与えている状態。愛着障害も、ここに入ります。

この捉えだと、生育歴を見る、つまり「環境」と「これまでにあったこと」を知っていくことになるでしょう。DSM-5には掲載されていない障害の捉えですが、「その子一人ひとりを知ることに繋がる」という意味では意味があるのではないかと考えます。

 

最初に戻りましょう。

では、障害の診断には、どのような意味があるのでしょうか。もちろん、意味があるから診断があるわけで。

宮川の考えは、(医師でもなんでもない者ゆえ)解説できるようなものではないので書きませんが、こういったことを一つ一つ考えて関わっていくことって、大事なんだろうな…と最近思います。

「誰かが言ってから」でもなく、「論文に書いてあったから」だけでもなく、それらも参考にしながら、子供を前にして、自分はどう考え、どう思うのか。

それが、支援者として、大事な気がします。