よくわかっていないところがあるので、いろいろ調べています。
どの小学校でも、体育で扱う跳び箱。
元々跳び箱は、兵士が馬にまたがる際の練習として始まったという説が有力?なようです。
日本に導入されたのは「富国強兵」の時代。
「訓練のために、障害物を乗り越える」というものとして、導入されました。
そんな経緯から考えると、「跳び箱が跳べるようになると、将来どんないいことがあるのか」という意見に対しては、「今の時代は特に何もない」辺りが、妥当な回答ではないかと思います。
では、跳び箱をする意味は?
跳び箱の良さは、「空中で手を付いて飛び跳ねる」という動きにあると思います。
私の中では、①手で体重を支える経験を重ねる、②足→手→足という動作の切り替えができるようになる。この2点ではないかと考えます。
①手で体重を支える経験を重ねる。
特別支援学級の子どもたちの中には、発達がゆっくりな子もいます。
発達を追ってアセスメントをしていくと、手先の不器用さが「手で体重を支える経験の少なさ」にあることもあります。そのような子たちの場合、跳び箱の動きを行うことが、そういった「手で体重を支える経験を積み重ねる」ことに繋がると思います。
私は現在、特別支援学級担任なので、子供たちには、どちらかというと、こちらの説明をしています。
②足→手→足という動作の切り替えができる。
この動きを引き出し、経験しやすいのは、やはり跳び箱ならではでしょう。
他の動きでこの切り替えを引き出すことは、少し見当たらない気がします。
詳しくは、論文のリンクを貼りますので、ご参照ください。
「跳び箱を、何故するのか」
その理由は、よくよく見てみると、子供によって理由は微妙に違ってきます。
その辺りを把握しながら、子供理解と照らし合わせて、跳び箱を実施できればと、思います。
↓参考論文です↓
https://drive.google.com/drive/u/1/folders/1EQTbCkTKT7PSO5bBhUAh8UfB_GGOoulg