ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

アタッチメント(生涯にわたる絆)

【アタッチメント(生涯にわたる絆)】

ざざっと読みました。

①アタッチメントの測定に関して、様々な測定法が紹介されていました。なかなか便利ですね。これをどこで手に入れられるのかがわからなかったので、少し探してみたいと

思います。

②学校における教師との関係(アタッチメント)についてもページがさかれていましたが、この部分の研究はほとんど進んでいないそうです。今の現場の混乱はここから来ていることなんだなと納得。のなので、現在は、他お療育法を学校で活用していくことになるのでしょうね。あと、だから米澤先生のアプローチや本の価値はここにあるのだなと感じました。

③成人期、親世代、中年期のアタッチメント。ここの記述は読んだことがなかったので面白かったです。中でも、結婚関係というのも、アタッチメント関係の一つというのが

「なるほど」と思い、若いカップルでは、夫側がAの回避型の割合が高く、妻側がCの抗議型の割合が高く、お互い補い合う関係だからそうなる傾向にあるという記述が、なんだかフフッとなってしまいました。

④文化とアタッチメントに関しても、「多分、アメリカとヨーロッパが出てくるんだろうな」と思って読んでみたら、それどころか、アフリカ、中国、プエルトリコイスラエル等、想像以上の多種な紹介に驚いてしまいました。

 

なかなかマニアックな本だったように思います。

でも、他の書籍でチラッと触れられている程度の内容をしっかりと書いてくれているので、補足する意味でも、買ってよかったなと思いました。