「ここは苦手だから、誰かに手伝ってもらおう」
「ここは、こっちの方法がやりやすい」
そういった自己調整、大人でもすごく必要で。
でも、私も含めて、思ったよりできていなくて。
メタ認知というか、自己理解が不足しているケースがあって。「苦手と得意」をうまく認識できていないことがある。でもここをある程度認識できると、すごく生きやすさという意味では、違ってくると思う。
「こうしたら、ああなる」という、その後を見通して考える力が不足している場合もある。「いやいや、それ絶対失敗するじゃん…!」というケースも度々みます。まぁこれは、ある程度経験値というものもあるとは思います。
大人でも難しい。だからここは結構、難しい部分なのかもしれません。なので、しっかりと実態把握をして、方略もいくらか選択肢を持って、計画的に進める必要があると思います。
学校教育の中で行うならば、「自己調整だけを行おう」とするより、各教科の活動を通じてその中で自己調整を行うことが大事になってくるでしょうか。そのためには、理論的な下地が必要ですし、そもそも自己調整を目指す子供を育てる学級経営がベースにあることが大事やと思います。
そう思うと、自己調整は学級経営と、密接に関係しているとも言えるのではないかと思いました。
自己調整を行う上では、ジマーマンらの社会的認知モデルが、一つイメージしやすいような気がしました。バンデューラの社会的認知理論をベースにしているものですね。
自己調整に必要な物などが端的に表れていて、わかりやすいです。一つ、図に表してみましたので、掲載します。