ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

自己調整学習を支えている3要素

ジマーマン(1989)は、3要素として「①自己調整方略」「➁自己効力感」「③目標への関与」を上げています。

 

①自己調整方略(すなわち学習方略)は、心理学でいうと、学習を効果的に進めるための方法、やり方のことを広くさします。学習ストラテジーという言葉言われることもあります。自己調整をするには、方略をある程度知っているか、自分に適していそうなものをある程度持っている必要がありますよね。その中から都度選んでいくので。このあたりの「学習方略」の話は、認知心理学が結構相性がいいんじゃないかと、個人的には思います。認知心理学は、ざっくりと言うと「脳の使い方や処理に着目して、学びやすい方略を提案していく」学問の一つではないかと、個人的には認知しております。そういった意味で、自己調整学習における、学習方略を知るには、認知心理学の視点って、あると結構便利かと思います。

➁自己効力感は、自己有用感とも言います。日本語訳が違うだけで、どちらも同じ意味です。バンデューラの話を今までしてきたので、そちらの記事をご覧ください。要は、目の前の課題等に対し「できそうだ」「やってみよう」と思って取り組めるかどうか。そういった気持ちになりやすい人は、自己有用感が高いと言います。もちろん、その課題や時期になって上下はします。

③目標への関与。その目標を「達成したい」とどれだけ思えるか。それは、学校の先生であれば、誰でも当たり前のように取り組んでいることでしょうから、ここは省略します。

 

この3つの要素が、自己調整学習を支えるために重要であると、述べています。

なんだか、少し、すっきりしたような気がします。