ワーキングメモリーには、音韻ループ・視空間スケッチパッド・エピソードバッファがありますが、その中で最も研究が進んでいると言われるのが、音韻ループ。
音韻ループには、「音韻ストア」と「リハーサル装置」があります。
耳で聞いた情報は、直接音韻ストア内に、一時的に保管されます。およそ2秒ほどの音
情報を保管すると言われています。
文字などの目で見た情報はリハーサル装置という、保管された情報を何度も繰り返す機能の働きにより、音韻ストア内に記憶されます。
この音韻ストア内に一時保管できる情報量は人により違います。
どのくらいの情報が保管できるかの?と探るものの一つに、WISC等の心理検査があります。聴覚的ワーキングメモリーという項目になります。
視空間スケッチパッドの場合は、情報を視覚的に一時保管する部分で、「白紙のホワイトボード」をイメージするといいかもしれません。
いっぱいになると消さないと書けません。そして、一人ひとり、ホワイトボードの大きさは違います。
一人ひとりの得意を活かすために、幅広い視点の実態把握ができると、それぞれの良さが生きることとに繋がるのではないかと思います。