【はじめてのウィトゲンシュタイン】
後世に名を残してきた数々の天才たちと同じく、周りの人たちとぶつかり、トラブルが絶えず、数奇な人生を送ってきたウィトゲンシュタイン。
彼の人生の前半と後半では、主張が違っているところが面白いところ。
前半では、若くして「論理哲学論考」を世に出しました。私たちは様々なものを語り合いますが、逆に「語り合えないものたちは何なのか」という線引きをしようとしたのが、彼の人生の前半です。
論考は、かなり数学的な考えもあるので、一つ一つ理解が難しいです。私たちは命題にの沿って話しをしていますが、命題に際限はあるのか?と考えると際限なく作れてしまうため、ここだけを考えると、「語り合えないものを線引きすることはできない」という結論になってしまいます。ただ、論考の後半で、その線引きが明らかになっていくようです。
P52 / P304 まで読みました。1週間くらいで読み終わりそうです。続きが楽しみです。