ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

アタッチメントと臨床領域

アタッチメント理論を応用した支援を行う場合、養育者の「敏感性」と「内的作業モデル」がキーワードになる。

母親が乳幼児の要求に気づきやすくなることが重要であり、敏感性を高める介入が効果があると言われている。

内的作業モデルは。過去の親子経験を通して内在化されるいる内的作業モデルが、現在の親子関係において機能していると仮定するのである。世代間伝達のサイクルを断つ、いう目的で進める。

[考察]

敏感性を高めることが大事というのは、「だから『モヤモヤしてうまく言い表せない思いを言葉にする工程を一緒に行う』というのが大事なんだ」と納得しました(もちろん、最終的には誰にでもわかるように自発できるように…といったところまで進めますが)。

内的作業モデルに関しては、「愛着は異伝しない」と「世代間伝達を断つ」という話。最初一見すると相反することを言っているようで「ん??」となったのですが、これどちらもその通りで。ここが納得できたのが「内的作業モデル」。そうだから、「異伝しない」けれど、「世代間伝達を断つことは重要」なんだなと。

世代間伝達を断つということを考えると、ペアトレの考え方ってすごく重要なんだなあと思いました。単にABAを教えるのではなく、アタッチメントの形成に着目しながら進めないとダメなんだあと。そしてその方の内的作業モデルまでしっかりと把握して。奥が深いなあ…。