ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

支援者理解を深める

先日の講演会の中で、わりと反応があったのが「連携」のところでした。
連携する際には、やっぱり「相手を理解する」ことが大事な気がします。
そして、現実的に無理のない範囲ですることが、続けられるのでいいと思っています。
 特別支援学校時代は特に、チームアプローチでしたので、子ども理解と同じくらい「支援者理解・連携」は大事になってきました。
私も完璧にできているわけではありませんが、そこもやっぱり学んできたところを活用しながら取り組んできました。
教職員でしたら特に、「支援者としての発達(成長)段階」があるので、「今どの辺りの段階か」ということは、まずアセスメントしました。
その上で、支援の好みというのは、その人の「認知」の話しにもなってくるので、「どのように日常のことを理解しているのか」アセスメント。
ウィスクでいうとどういった傾向が出そうか?
同時処理or継次処理傾向は?
理論的な話が入る人か、感覚肌タイプか。
文字で書いた方がいいか、言葉で説明がいいか、イラスト等がいいか。はたまた書籍の紹介が入る人か。
計画肌な人は、PDCAをどの場面で活用することが多いのか。
経験年数と、過去の支援は具体的にどのようなことをされてきたのか。
等々いろいろアセスメントをしました。
進め方は、ABAを活用しながら。
基本的に「こうやったらできます!」なんてことはほぼ言いません。
目標を共有して、アプローチはひたすら分化強化。
出てこなければ、言葉でプロンプトを出すこともあります。
目標が複数ある人は、課題分析をさりげなく一緒にします。
引き出し方は、カウンセリングの技法を参考に、基本的に相手に喋ってもらいます。
まずは「安心して相手に喋ってもらう」ことを第一目標に置くことを大事にしていました。
「宮川にいらんことゆうたらあれこれゆわれるで…。やめとこ!」となる、何事も進みません。
でもこれって、子ども支援も一緒じゃないかと思っています。
支援者も子どもも「強化子ファースト」で。
「チームを作る」ためには、「チームをアセスメントすることも」大事。
チームを作れば必ずうまくいくなんてないことは、プロスポーツを見れば、一目瞭然でしょう。
人が集まればやっぱり、アセスメントの必要性は出てくるんじゃないかと思っています。
8/4の講演会ではここを深めて話すことまではできませんでしたが、ここってしっかりと話すと、それこそそれだけで2時間くらいかかるんじゃないかと思っています。
話したことなんてないからわからないけど…^^;リアクショ