ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

エビデンスでひもとく発達障害作業療法

エビデンスでひもとく発達作業療法

たまた「偶キャリ」に参加したら、その1時間後、それっぽいことが起こりました。

久しぶりに手にしたこの本。

ホンマに久しぶり。ホンマに偶然。パラっとめくったら、今ほしかった情報が、謎だった事柄の記載が載っていた。

それもものの見事に、キレーーーーイに解決してくれた。

もう感動💛

それは「偏桃体の働きについて」

ASD児の社会性と社会脳を考えていく際に重要になってくるのがこの偏桃体。感覚器官

 

から入力された信号が偏桃体に届き、ここでいろいろな信号へと変換されます。この偏桃体が「安全かどうか」という判断を”まず”下すんです。危険であれば、赤か青の経路へ、安全であれば緑の経路へ。

緑の経路であれば、その状況がどんな状況なのか、過去の記憶と照らし合わせる作業がゆっくり始まります。

アタッチメント形成に課題が見られる子供たちへは、偏桃体のこの2つの工程をスムーズに進めるために、安全基地が必要で、特性に応じて構造化が必要になるんです。

そして、段々とこの辺りがスムーズに進むようになると、社会交流が進みます。それは、偏桃体が、社会的認知機能において需要な役割を果たしているからです。

そしてこの偏桃体の働きが、ASD児はうまくいかないことがあります。だから社会性の発達がゆっくりになりがちに。

そして、だからこそ、「まず社会性」ではなく、まずは安全基地・構造化。安全だという判断を偏桃体がしないと、社会的認知機能が働かないから。

偏桃体の働き、素晴らしい…。感動です。

めちゃくちゃすっきりしました。