ゆうきのブログ

個人のメモ用の、少し堅めの内容のブログです。

はじめてのウィトゲンシュタイン

【はじめてのウィトゲンシュタイン

① 前提を疑う。

「明日太陽は昇るか」

この質問に対して「イエス」と自分なら答えますが、本当にそうか?と前提を疑うこと。そんなこと疑ったこともなかった。

そう、明日太陽が必ず昇る確証はなくて、太陽が爆発tしているかもしれない。

つまりこれは、推論ではなく推測になる。「今までの経験上そうだったから、そうだろう」ということ。だから「イエス」とは言えない。

でもこのロジックに引っかかることって結構ある。

「去年これでいけたから、今年もこれでいけるだろう」なんて、めちゃあるあるじゃないですか?そう、これに気づけることが大事。

 

言いたいことは、「当たり前に思える前提を疑うことの大切さ」。

支援をしていてもついうっかり「当たり前」だと思ってしまうことがある。

知識と経験が増えれば増えるほど。

そこをどう外して観れるか。

もちろん学んだ知識と経験はその後必要になってくる瞬間がある。

だから知識と経験は「どう使うか」が大事。

そのためにも「前提を疑う」にはどうすればよいか、哲学が(今回はウィトゲンシュタインが)そのヒントをくれるかもしれない。

 

➁ 説明の限界を知る。

私たちって、「何故か」を知りたくて。また、説明できるとなんだかすっきりした感じがあって。

でもそれは、もしかしたら「自分を納得させたいから」だけなのかもしれない。

むしろ「説明できないということがわかること」って結構大切なんだなと思います。

よく「足るを知る」という言葉がありますが、そんな感じ。

モヤモヤした気持ちになると思いますが、そこに留まれる大切さって言うのかな。

 

ウィトゲンシュタイン、深いなあ。

特別支援や学校教育とは全くゆかりのないジャンルの書籍けど、実は大事で、なかなか身に付けにくい、根本的なことを指摘している。

スゴいなあ。